胃カメラ検査

胃内視鏡検査(胃カメラ)

胃カメラ検査胃カメラ検査は「胃内視鏡検査」とも呼ばれていますが、正式には「上部消化管内視鏡検査」と言います。主に咽頭や喉頭、食道、胃、十二指腸の状態を観察するために行われる検査です。
急性・慢性胃炎や胃・十二指腸ポリープ、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、ピロリ菌感染症などの良性疾患をはじめ、胃がんや食道がん、十二指腸がんといった悪性腫瘍を見つけ出すのに有効です。
当院では検査時の苦痛を最小限に抑えるために、鎮痛剤を用いた検査も行っています。「鎮静剤は必要ない」と検討されている方には、鼻からスコープを入れる経鼻内視鏡検査を行うことも可能です。

このような方は、当院での胃カメラをおすすめします。

胃カメラでわかる疾患

食道の病気

胃・十二指腸の病気

当院の胃カメラの特徴

全ての内視鏡を経験豊富な医師が施行

胃カメラ検査より短時間に、かつ高精度な検査な提供できるよう、当院では内視鏡検査・治療、手術のスキルを長年積み上げてきた医師が検査を担当しています。高いスキルを活かし、苦痛を最小限に抑えた検査を実現して参ります。

鎮静剤の使用で苦痛に最大限配慮した胃カメラ検査

鎮静剤定期的に受けていただけるために、当院では苦痛の少ない胃カメラ検査の実施に努めています。そのため、鎮静剤を積極的に使用して検査を進めています。
眠っているような状態で検査を受けていただくことで、医師も胃を十分に膨らませ、より細かく観察することができます。鎮静剤は、患者様一人ひとりに合った量を投与するのでご安心ください。

最新の内視鏡システムを導入しております

内視鏡システム国内外を問わず高い評価を得ている、富士フイルム社製のレーザー光源を搭載した次世代内視鏡システム『LASEREO 7000』を使用しています。ハイビジョンモニターを採用しているため、従来よりも鮮明な画像を得ることが可能になりました。そのため通常の内視鏡検査よりも、病変を正確に診断できるようになっています。「LCI」という機能によって、通常の光を用いた検査と比べて、胃がんの発見率が1.67倍も上がったと報告されております。

胃カメラ、大腸カメラ同日検査対応

内視鏡室「大腸カメラ検査も受けたいけど、時間がない……」とお悩みを解消するため、当院では同日検査に対応しています。再度ご来院いただく必要がなく、1日のご来院で胃カメラ検査と大腸カメラ検査を受けていただけます。お忙しい方でもお気軽に検査を受けていただくことができます。

プライベートを確保したリカバリールームで心置きなくお休みいただけます

リカバリールーム鎮静剤を用いた検査を受けていただいた場合、検査後は15~30分ほどベッドで安静にして過ごしていただきます。当院では、患者様がすぐに安静になれるよう、プライべートを確保したリカバリールームをご用意しています。安心してお休みいただくことができます。

感染予防のためにガイドラインに準じた洗浄と消毒の実施

洗浄機当院では、感染症拡大予防のため内視鏡検査で使用する器具は、日本消化器内視鏡学会のガイドラインに従って管理を行っております。内視鏡スコープは、患者様毎に専用の洗浄機で洗浄と消毒を徹底しておりますのでご安心ください。

胃カメラ検査の流れ

1検査前日

食事食事制限は特にありませんが、前日はできる限り早めに食事を済ませましょう。21時以降になりましたら、食事するのは控えてください。また、油っこい食事や飲酒も避けましょう。水分補給する際は、水またはお茶、スポーツ飲料などのような、色の付いていない飲み物を摂るようにしてください。

2検査当日

内服検査当日、朝食は抜いてお越しください。高血圧や喘息、不整脈などのお薬は、6時までに飲んでください。糖尿病の血糖降下薬を内服中の方は、医師の指示に従って内服または中止するようにしてください。
※鎮静剤を使った検査を受ける場合、お車やバイク、自転車を運転しての受診は避けてください。

3ご来院

フロント「検査開始時刻の10分前」には到着できるよう、余裕を持ってお越しください。到着されましたら、受付窓口へ診察券・健康保険証をご提示ください。
その後は、看護師による問診(既往歴・アレルギーなどの有無)を受けていただき、検査着に着替えていただきます。貴重品や荷物は鍵のついたロッカーをご用意しておりますのでそちらに保管していただきます。

4検査前の準備

内視鏡室まず、胃の中の泡を取り除く薬を飲んでいただきます。
口から内視鏡を希望する方は、ゼリー状の麻酔薬を喉に溜めていただく方法で、喉の麻酔を行います。
鼻からの内視鏡を希望する方は、出血を防ぐため、両方の鼻腔に血管収縮薬をスプレーします。通りの良い鼻腔にゼリー状の麻酔薬を入れた後に、麻酔薬を塗った内視鏡と同じ太さのチューブを入れていきます。

5検査開始

内視鏡検査口または鼻から内視鏡を優しく入れていきます。食道や胃・十二指腸の状態を調べます。検査は約5分で終わります。
必要に応じて、組織採取(生検)やピロリ菌検査(血中抗体)を行うこともあります。

6検査終了

結果説明鎮静剤を使わなかった場合は、検査後すぐに画像をお見せしながら結果を説明して参ります。検査から1時間後程度はむせこみやすいので、飲食を控えて頂きます。1時間経過し、喉の麻酔が取れてきましたら、少量の水から慎重に飲んでいただき、むせ込みがないことが確認できましたら、普段通り飲食を行ってください。
鼻から挿入した場合は、鼻血が出やすくなっているので、鼻を強く噛まないようにしてください。
鎮静剤を使用した方は、30分~1時間程度リカバリールームにてお休みになっていただき、鎮静の効果が落ち着きましたら医師より結果のご説明をさせていただきます。

検査費用

  胃カメラ検査 胃カメラ+病理検査
1割負担 約1,150円 約2,450円
2割負担 約2,300円 約4,900円
3割負担 約3,450円 約7,350円

※検査代のみの記載になり、診察代は別途かかります。

検査件数

  2021年 2022年 2023年
上部消化管内視鏡検査 513件 531件 688件
  胃がん 2件 4件 0件
  食道がん 1件 0件 1件
下部消化管内視鏡検査 42件 126件 319件
  大腸ポリープ切除 14件 79件 94件
  大腸がん 0件 9件 1件
総数 555件 749件 1007件
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